ファロー四徴症
先天性心奇系の一種であると言われています。
心臓の異常が、4つも重なっている状態の病気です。
【原因】
先天性心疾患ですが、
原因は不明となっていてわかりません。
心臓の異常が、4つも重なってしまうという
非常に怖い病気ですね。
肺動脈狭窄・心室中隔欠損症・右心室肥大・大動脈騎乗
の4つです。
肺動脈狭窄…肺動脈の狭窄の程度により、症状や経過は異なります。
右心室から肺動脈へと通じる通路が狭いことを言います。
心室中隔欠損症…心室の間の壁に、生まれつき穴が開いてることを言います。
右心室肥大…通常、壁がうすくて華奢なつくりなのが右心室です。
その右心室の出口が狭いために、収縮期の血圧が高くなります。
その血圧に対抗して、壁が分厚くなっていることを言います。
大動脈騎乗…通常は左心室だけにつながる大動脈ですが、
右心室と左心室の両方の出口となっていることを言います。
【症状】
泣いたりした場合に
チアノーゼをおこしてしまう場合が多いです。
ひどい時は、呼吸困難でひきつけをおこすこともあります。
乳幼児の場合、走ったあとに
息切れをおこしてしまうこともあります。
また、走ったあとに
しゃがみこんでしまうことも少なくありません。
【ケア】
泣いている時は、
あまり泣き続けさせないように気をつけます。
なるべく、チアノーゼをおこさないように注意しましょう。
チアノーゼをおこしたら、
服をゆるめて呼吸を楽にさせてあげましょう。
その後、急いで病院に行くか
救急車を呼んで対処しましょう。
治すには、手術以外の方法はありません。