鼠径ヘルニア
足の付け根の鼠径部に、
腸などがはみ出してしまう病気です。
この病気は、男女関係なく
発症してしまう病気です。
【原因】
おなかと鼠径部の境目が、
開いたまま生まれてきます。
それによって、腸が入り込む恐れがある病気です。
女の子の場合、それに加えて
卵巣が入り込む場合もあります。
泣いたりして、腹圧がかかると
出やすなってしまいます。
【症状】
鼠径部の部分が、ぷっくりとふくらみます。
そのふくらんだ部分を押すと、
元に戻ります。
また、押さなくても
自然に元に戻ることもあります。
困るのが元に戻らない場合で、
それを嵌頓ヘルニアと言います。
腸が根元で締め付けられるため、
強い痛みが出てきてしまいます。
そのまま放置しておくと、
腸が壊死することもあります。
ふくらんでいると思ったら、
病院で診てもらいましょう。
【ケア】
鼠径部ヘルニアは、
手術以外に治る方法はありません。
医師と相談し、
今後どうしたらいいか決めていきましょう。
強い痛みがあったり、激しく泣く時は
嵌頓ヘルニアの可能性があります。
嵌頓ヘルニアの場合は、
危険ですのですぐに病院で診てもらいましょう。